効果的なインプラント

しかし、エイズ死亡者の解剖では90パーセントの者にKSの病変が見つかる。 KSは、他の経路でエイズになった者よりも男性の同性愛でエイズになった者の場合のほうが、多くかかっている。

エイズもKSも、現在の治療法では効果的ではないPKSはいろいろな化学療法剤やインターフェロン、抗ガン効果や免疫強化効果のある物質によって一時的に効果をあげることはできる。 1992年3月の『S』誌は、2種類の新薬が期待できそうだと報じたが、これは両方とも血管造成を抑制する薬であった。
KSが進行するには血管造成が必要だからである。 KSの病巣は血管の膜をつくっている細胞から生まれるが、鮫の軟骨その他の血管造成抑制物質は、まさにこの細胞の発達を抑えることができる。
KSの病巣は内皮細胞から生まれ、鮫の軟骨はその細胞の発達を明らかに抑制するということから、鮫のガン治療の歴史をみると、より効果的なガン療法をいわゆる医学界の外から提唱しようとした人物はみな、インチキ治療師とか山師とか、あるいはもっとひどい言葉でののしられていることがわかる。 M、B両博士やH・hのことを考えただけでもそうである。
彼らは自分たちの療法の効果を、数百人の治癒患者の実例で示した。 しかし、彼らの主張が正確か否かを確かめるより先に、彼らの人格が攻撃の的にされ、その業績は無視されたのだった。
軟骨がKSの患者にいい効果を発揮するのは当然である。 また、KSの病巣部にはたくさんの血管がつくられているが、鮫の軟骨の働きからして、すでにできた病巣部にも有効である。
ただ、エイズが治療のむずかしい病気だというのは間違いない。 エイズになって免疫機能が低下すれば第二の病気に道を開くことになり、そういう病気が問題を複雑にするからである。
G、B、hこの3人はみな、通常医学界のアウト・サイダーで、科学的な研究者グループに自分たちの治療結果を調べさせようとした。 しかし、これらの治療結果は、正しく評価されるよりは逸話的なものだとされてしまった。
彼らのデータは、管理された実験下のものではない。 単に1人の人間がいい結果を起こすある治療法をみた、と報告しているにすぎないともいえる。

1人か2人の、40歳の男や女のガン患者が自分のガンが治ったといっているのを読むのは、確かに逸話的なものかもしれない。 しかし、その40歳の患者が、あなたの知っている人や愛している人間だった場合には、とうてい逸話的なものと受けとめるわけにはいかないだろう。

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